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by chirimendonnya
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『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』J.K.ローリング  静山社

ご存じ、ハリー・ポッターシリーズの最新刊です。発売時に購入していたのですが、手元にあるという安心感からそのままになっていたのを、やっと読みました。発売から数ヶ月が経過し大体評判が出そろっているので、正直あまり期待していませんでした。それがよかったのか、思ったよりは面白かったです。個人的には前作より楽しめました。エピソードがそれなりに連続性があったからかもしれません。特に下巻の後半は面白かったと思います。

ただ、賛否両論というのもわかります。

まず、主人公のハリーが終始いらいらしていること。思春期であることに加え、魔法界でも今までとうってかわって厳しい環境に置かれたので、彼の気持ちはそれなりにわかります。特に、下巻に入ってからは痛いほどにわかります。でも、明るい話ならともかく暗い話で主人公がこうだと読んでる側は非常に疲れます。ただ、今作での出来事をバネにこれから人間的に成長するだろうと思うので、どんな大人になるか楽しみだと私は感じました。

次に、前作もそうでしたが色々とエピソードを詰め込みすぎです。もっと前ふりを短くして、早く本題に入った方がよかったように思います。巻を追うごとに長くなっていますが、週刊誌連載じゃないんだから、もう少し内容の絞り込みをして一定の長さで収める努力をしてほしいです。その一方で、長いおかげでハリーをはじめとする生徒達の成長、脇役の個性や活躍も楽しめるので、悪いことばかりでもないですが。特に、双子の登場場面は一種の息抜きで二人が出てくるのが、楽しみでした。

多少の不満もありましたが、今作には全体的に満足。次刊を楽しみに待ちたいと思います。
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by chirimendonnya | 2005-01-20 09:16 | ファンタジー