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by chirimendonnya
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『ダークホルムの闇の君』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 

昨日は、暗いことをつらつら書いてしまいましたが、今日はいつも通りの読書日記です。

あらすじ:
魔法の世界は、チェズニー氏率いる観光協会主催の”巡礼”ツアー客でいつもにぎわっている。ところが、お客のニーズに応えて戦争をはじめとする色々なイベントをやっているので、土地も人の心も荒れ放題。”巡礼”が倒すべき敵『闇の君』もなり手がいない。運悪く闇の君に選ばれてしまった魔術師ダークは、準備は思い通りに進まないわ、家庭はぎくしゃくするわで始まる前から疲労気味。

テーマパークやRPGを皮肉ったユーモア・ファンタジー。このユニークな設定で冒頭場面は引き込まれます。でも、著者の作品はそういうこと多いけど正直全体の3分の2くらいまではちょっと退屈でした。ツアー準備に当たってのドタバタが延々と繰り広げられ、いつになったら本編にはいるのかしら、という感じです。

主人公の息子が案内役を務めるグループが登場すると、一気に面白くなりました。ドタバタには変わりないけれど、この人ならではの個性的な登場人物達とメリハリのきいた展開でずんずん読み進めることができました。

観光客にとっては夢の国でも、労働条件が過酷すぎる上にマニュアル厳守の魔法世界の人には地獄な訳で、このあたりテーマパーク関係者でなくとも考えさせられるところがあります。
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by chirimendonnya | 2005-02-02 14:23 | ファンタジー