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by chirimendonnya
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『グリフィンの年』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

あらすじ:
赤字がかさみ、経営難の魔術師大学。そこにいずれも多額の寄付をねらえそうな新入生が6人入学することになった。保護者に寄付のお願いを出そうとする学長だが、いざ入学してみると全員訳ありでとても寄付なんてしてもらえそうにない。ストップをかけようとしたのだが、すでに手紙は出されてしまった後だった。手紙がきっかけで困ったお客さんが次々とやってくるのだが・・・。

『ダークホルムの闇の君』の続編。読んでいて前作からの登場人物の成長ぶりに目を細めそうになることがありました。といっても直接話がつながっているわけではないので、これだけ読んでも十分楽しめると思います。

前作よりも100ページ近く短いせいか最初から最後まで退屈することなく読めました。6人の学生がいずれも個性豊かで、なおかつ憎めないタイプだということも関係しているかもしれません。

単に楽しい魔法スクールコメディというだけでなく、現実の大学を風刺している部分、学問の意義を問う部分もあり、考えさせられるところもあります。理論や意義をとばして小器用に立ち回れる実際的な技術だけ学べばいいというのは、学ぶものが何であれ奥の深い学問とはいえません。一見役立たないように見えるものが、一段高いものを生み出す力になるからです。
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by chirimendonnya | 2005-02-04 08:22 | ファンタジー