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by chirimendonnya
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『Frederick』 Leo Lionni

あらすじ:
冬支度に忙しいねずみたち。ところが、ただ1匹フレデリックだけはぼんやりしたり、うつらうつらしていたり・・・。彼は冬になったらどうなるのかな?


家にあった絵本セットの中にレオ・レオニの絵本が結構いろいろあり、読んでもらったり自分で読んだりして好きな絵本作家の一人です。なのに、代表作の一つにもかかわらず、今まで読んだことがありませんでした。

読み終わってから何で絵本シリーズの中になかったのかわかったような気がしました。他のねずみが一生懸命働いているにもかかわらずフレデリックだけぼーっとしているので、そのあたりが子供によっては理解しづらいし、親もそういう場合は納得させるのが難しいように感じたからです。

実際、私も他のねずみは相当できたねずみだと感心しました。普通だったら、フレデリックの人を食ったような態度に怒り、ひどい目に遭わせているところでしょう。実際、そういう展開の話もたくさんあるし、子供へのアピールもストレートだと思います。でも、もしそうだったら今日の読後感は味気ないものになっていたに違いありません。

フレデリックの存在意義がわかるのは本当に最後の方。予想もしない豊かな展開に驚き、感動し、爽やかな読後感を感じました。本当にシンプルな文、絵で大きなメッセージを語り、しかも説教くさくないのが素晴らしいです。大人が読んでこそ、むしろぐっと来る作品だと思いました。
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by chirimendonnya | 2005-04-30 19:56 | 英語の児童書