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by chirimendonnya
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『魔法があるなら』アレックス・シアラー  PHP研究所

あらすじ:
警察の取調室。リビーは居並ぶ大人達に母親、妹、自分が有名デパートの中で過ごした数日間を語る。見つからないかと冷や冷やしつつ、そこはデパート。ちょっと気を回せば何でも手に入る。今までで一番安心な生活を送る3人。最初の緊張感が薄れつつあったある日、事件が起こった。


最初から最後まで居心地の悪い思いをして読みました。ただし、これはこの作品がつまらないというよりも私と相性が悪かったせいだと思います。ここは笑うところなんだ、とわかっていても全体的に話に乗れていなかったので、すべってる感じがしました。途中から読者の予想は見事に裏切る展開を見せるので、話しには行っていけていればすごく楽しい話だったと思います。

思うに現実感が余り無い設定なのに、登場人物の性格付けや感情のせいで妙に生々しくなっているのが原因だと思います。しっかり者の主人公がちょっと夢見がちで気取り屋の母親の欠点を指摘しつつ、「でもママは悪い母親じゃないのよ」と説明する部分が多くて、「子供はどんな親でも必ず庇う」という言葉が頭の中をぐるぐる回ってしまい、もう離れません。子供にちゃんと愛情を持っているし虐待しているわけではないので決して悪い母親ではないのですが、どうしてもいい印象を持てず、ハッピーエンドの最後も余り喜んでやることができませんでした。
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by chirimendonnya | 2005-06-12 20:15 | ファンタジー