コメント、トラックバックについては承認制を取らせていただきます。


by chirimendonnya
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

『バーティミアスⅡゴーレムの眼』ジョナサン・ストラウド  理論社 

あらすじ:
2年前のクーデターの結果、ナサニエルは今やエリート若手官僚として順風満帆の日々を送っている。しかし、謎の犯罪集団「レジスタンス団」に関する捜査で窮地に追い込まれた。二度と召還するつもりがなかったバーティミアスを再び召還。共に捜査に乗りだすが・・・。

背景をかなり良く作り込んでいて、ストーリーと共に実際の昔のイギリスに思いをはせて楽しみました。「偉大な首相」としてグラッドストーンの名が出てくるので、実在の彼が活躍した時代あたりをモデルとしているんでしょうね。なんとなく優雅な感じがします。

前作で気になっていた謎の少女の正体もこの作品で明かされます。小生意気でひねくれた印象の彼女でしたが、正体が明かされる今作で非常にストレートで気持ちのいい娘さんだと判明しました。今のところ、人間のキャラクターの中では彼女が一番すきです。正しいと思ったことを頑固にまで押し通し、友達思いの彼女はなかなかかっこいいと思います。この後もストーリーに深く関わってきそうです。

ページ数の割には字が大きいこともあって読むのにはあまり苦ではありませんが、結構面白いところとそうでないところがはっきり分かれていると思いました。バーティミアスの一人称の部分、ナサニエルとバーティミアスのやりとりが多い部分は面白いんだけど、ちょっと中盤はだれていたかも。最終盤はどこに転がるかわからない面白さがあり、一気に読めました。最後も爽やかな感じで読後感が良かったです。三部作ということなので、続きが出たらまた読みたいと思います。
[PR]
by chirimendonnya | 2005-07-31 09:51 | ファンタジー