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by chirimendonnya
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『氷菓』米澤 穂信   角川文庫

あらすじ:
何事にも省エネの折木奉太郎。伝統ある神山高校に入学した彼は、卒業生でもある姉の命令でやむなく古典部に入部。部室に行くと意外にもすでに入部していた生徒が・・・。彼女の名前は千反田える。不思議系で好奇心旺盛な彼女はある目的があって入部したという。やがて彼女の依頼で奉太郎は、33年前の出来事について謎解きすることになるが・・・。

登場人物の名前とヒロインの性格がちょっと狙い過ぎな感じがしたので多少いやな予感がしましたが、杞憂に終わりました。ジャンルは学園ミステリー。殺人事件も怪奇現象も起こりませんが、学校ならではの謎解きで非常に興味深く読めました。学生の頃、文集委員や新聞委員の類をよくやっていて何となく身近なストーリー展開だったというのもあるかもしれません。あまり大きな飛躍もなく、地道に手近な資料で調べて推理しているのがいいなあと思いました。

冒頭で親友に「おまえの高校生活って灰色だな」なんてからかわれている主人公ですが、鋭い推理を展開したりして、なかなか見所があります。古典部の仲間である雑学王の親友、完璧主義の元気少女、天然系お嬢様もそれぞれいい味出してるし、4人で楽しくやってるところを見ると、案外薔薇色の高校生活かもしれません。続きも読んでみたくなりました。
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by chirimendonnya | 2005-08-28 20:31 | ヤングアダルト