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by chirimendonnya
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キングコング

あらすじ:
口ばっかり達者な映画監督カール・デナム。今回もやっぱり十分な資金が得られず、会議を盗み聞きした挙げ句、フィルムを持って逃亡。起死回生の一策として名前からして不吉な「どくろ島」でロケを行うことを決意。出演をキャンセルした女優の代わりに通りすがりに出会った売れない女優あんを口説き落とし、いざ航海に出発。
 たどり着いた島では、着いた早々原住民に襲われたのを手始めに次々と予想もしていなかったアクシデントが起こる。果たして無事にニューヨークに帰れるのか・・・。


お正月の話題作の一つでとても楽しみにしていました。そう思った人が多かったようで劇場も超満員。見る前から期待がふくらみます。劇場が少し狭かったのが残念でしたが、こちらも話題の「ダ・ヴィンチ・コード」「ミッション・インポシブル3」などの予告があり、とても得した気分。3時間を超える上演時間が不安といえば不安です。

「スクール・オブ・ロック」では小学校教師になりすました売れないミュージシャンを好演したジャック・ブラックが今回は胡散臭い映画監督を演じます。前回はきっかけは詐欺でもなかなか素敵な先生役でしたが、今回の役はいいところを探す方が難しいいやな奴役。口ではきれい事を並べても最後は作品と成功にばかり執着する姿には全く共感できず。

ヒロインと恋に落ちる脚本家を演じるのは「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ。八の字眉毛のせいでいつも困ってるように見えるので、頼りない男の役かと思ってたらとんでもない。時にヒロインを、また時には一緒に旅した仲間を助けるなかなかのタフガイでした。ただ、かっこよすぎるせいか、共感度はいまいちです。

そして美しいヒロイン・アンを演じるのはナオミ・ワッツ。今回のクラシカルな雰囲気は1930年代という時代設定にあっています。そして、美しいだけではなく芯の強いところもあり、特に終盤は石があり包容力のある素敵なヒロインです。

見る前はこの3人以外はほとんど出てこないかと思っていたら、一緒に島に乗り込む船員が数多く登場し、彼らがなかなか魅力的。特に夢見る青年ジミーとその父親のような頼もしいヘイズのコンビが好きでした。主役3人よりもこの二人に目がいって、どきどきしてしまいました。登場場面も多かったのにニューヨークに帰ってから全然出てこなかったのが残念でした。

非常に長い上演時間は大体3つのパートに分かれます。(1)島に着くまで(2)島(3)ニューヨークです。このうち、(2)島のパートが一番スリルがあって一番面白かったです。(1)の部分は「最初の1時間は寝てても大丈夫」という話を信じたわけではないのですが、出航した後あたりから全く記憶がありません。気がついたら島に着いてました。それでも別に支障はなかったので話は私に関しては本当でした。

(2)では、タイトルにもなっているご存じキングコングを始め、恐竜みたいな化け物やら巨大昆虫やらが登場し、とにかくにぎやかです。最新技術のおかげで作りものっぽさ0の彼らから逃げまどう場面が中心。見ているこちらも思わず悲鳴を上げてしまうような場面の連続でした。あんな死に方だけはいやだ、と思うことが2回3回。逃げまどう中にもラブストーリー、疑似親子ドラマなど色々な要素が展開され、見ていて飽きませんでした。

そして、最後の(3)。(2)を見てしまうと、コングがビルの上に上ろうが、戦闘機と戦おうがいまいち迫力不足です。最後のせりふは印象的だけど、ドラマも薄くて「だから何なの」と思ってしまいました。

さて、肝心のキングコング。見た目は実在しているんじゃないかと思うほど本当に良くできています。ただ、性格?づけが何だか「ものすごくぐれて暴力ばかりふるっているが、好きな女の子の前では純情な中学生」みたいに感じられ、微妙に気持ちが冷めてみている自分がいました。

とても長い上演時間。この迫力は映画館ならではと思うので、見て後悔はしていません。もう1回見るかと聞かれたら・・・化け物系が苦手なので微妙ではあります。島のパートは見てみたいかもしれません。
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by chirimendonnya | 2006-01-01 20:29 | 映画