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by chirimendonnya
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『風の海 迷宮の岸』小野 不由美  講談社文庫

あらすじ:
王を選ぶ能力を備えた神獣・麒麟。蓬莱で人間として育った麒麟・泰麒は本来あるべき場所に戻り、世話を担当する女仙に囲まれ幸福な日々を過ごし始める。しかし、麒麟なら当然できるべきことがいつまでたってもできず、幼い彼なりに悩む。しかも、彼が戻ったことはすでに知れ渡り、王に選ばれたいものが早速集まり始めていた。


『十二国記』シリーズの第2作目です。
舞台は前回の慶国から戴国へ。登場人物も雰囲気も大分異なります。
今回は10歳くらいの少年が主人公。小さい頃から周囲になじめず、愛されずに育ったせいか、自分をかまってオーラが強く感じられ、そこがちょっと苦手です。他の登場人物にもこれといって魅力がなく、何だか退屈。中盤、我こそは王にという人物が次々と押し寄せてきてからどんどん面白くなりますが、そこまで長く感じました。

心優しい女将軍、威厳に満ちあふれた将軍とふれあうことで徐々にのびのびとして前向きなところが出てきて、短い期間ながら主人公の成長を感じることができました。最後、王として選ぶ人物も私は非常に納得。王らしい王を迎えた戴国。前作の途中でその後の出来事が少し触れられていましたが、この本を読むととても予想ができないような雰囲気でこれからどうなるのか気になるところです。
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by chirimendonnya | 2006-02-19 20:14 | ファンタジー