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by chirimendonnya
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『モーツァルトオペラのすべて』堀内 修  平凡社新書

モーツァルトが35年短い生涯の間とその間に手がけたオペラのすべてについて触れられています。新書で出ていることからも、熱心なファンの人より入門者向けの内容と思われます。
あまり知識のない私にとっては今まで知らなかったことも多く、なかなか面白い本でした。

何しろ、生涯に作ったオペラの数が22。もちろん、『フィガロの結婚』『ドン・ジョバンニ』『コシ・ファン・トゥッテ』『後宮からの逃走』『魔笛』が代表作なのは間違いないところですが、それ以外にも17も作っていたことが驚きです。有名でないだけあって、あらすじからしていまいちなものが多いです。筋が通る通らないというより読んでいてときめかないというか・・・・。正直言って半分くらいは読み飛ばしてしまいました。それでも中にはいい歌手をそろえて再演を成功させ、評価を高めた作品もあるということなので、機会があったら聞いてみたいと思います。

ご本人の興味深い人生は映画『アマデウス』などで広く知られています。改めて読んでみるとやはり波瀾万丈です。時代がフリー音楽家にまだまだ厳しかったこと、女帝マリア・テレジアがナポリを治めている息子に「絶対仕事なんぞ与えないように」と書き送っていたこと(実はとても有名な話なんだとか)などにより、天才といえどもなかなかいい仕事に巡り会えなかったようです。特に女帝から息子への手紙の件は、風紀に厳しく謹厳実直な性格がよく出ているようで面白かったです。
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by chirimendonnya | 2006-03-19 20:24 | 読書色々