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by chirimendonnya
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裁判関係の本を3冊

裁判についてそんなに興味があるわけではないけど、
惹かれる本がたまたま図書館にあったので続いてしまいました。


『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』北尾 トロ(文春文庫)
『裁判長!ここで執行猶予は甘くないすか』北尾 トロ(文藝春秋)
裁判関係ではかなり有名な本ではないでしょうか。

砕けた文体と下手なイラストで綴られた裁判傍聴記。
一つ一つの裁判について10ページもないのですごく気軽に読めて
通勤電車での暇つぶしにはぴったりでした。
ただ、著者の興味や事件の内容によっては面白くないので、
買っていたらちょっと後悔していたんじゃないかと思います。
おおざっぱに言うと有名人(『法の華』の福永元代表など)
の傍聴記はあんまり面白くありませんでした。
こちらもある程度情報を知っているからなのか、それとも著者の興味が薄いからなのか・・・。
窃盗などの事件としては小さい物の方が、
裁判の時の人間模様や事件に至るまでの経過が面白かったです。
悪のりが過ぎて不快に感じるところもありましたが、
日頃の扱いが小さいだけに目から鱗が落ちる部分がありました。


『裁判官の爆笑お言葉集』長嶺 超輝(幻冬舎新書)
ある意味タイトルに偽りあり。
笑える物もありますが、おもしろおかしい物はどちらかといえば少なく、
「裁判官も人間なんだな」と思うような情にあふれた物が中心です。
文章は程よくかっちりとしていています。
著者はかつて司法試験を目指したことがあるそうで、
そのせいか”裁判”に対してそれなりの敬意が感じられます。

見開き2ページの左が裁判の詳細、右がお言葉という体裁になっていて、
決して一つ一つは長くありません。
それでも要所をうまくまとめているせいか、じーんとしてしまったり、
裁判の仕組みについて考えたりしました。
平均して面白く、薄い割に満足感がありました。

姉歯元一級建築士、麻原被告といった有名人から無名の被告まで幅広く登場します。
中にはもっと詳しく知りたかったな、というエピソードもいくつかありました。
離婚しようとした夫婦への「どこにもいなかった青い鳥をさがしてみてください」という言葉は
これだけでもぐっときました。著者的にも一押しのようです。
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by chirimendonnya | 2007-09-30 20:09 | 読書色々