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by chirimendonnya
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カテゴリ:映画( 48 )

レベッカ

1940年に作られたヒッチコック監督作品で、アカデミー賞作品賞などを受賞しています。

あらすじ:
中年女性の話し相手を務めるある若い女性。彼女は、ある日偶然に大富豪のマキシム・ド・ウィンター氏と知り合い、勢いで結婚してしまう。ド・ウィンター邸があるマンダレーに着いた彼女を待っていたのは、マクシムの亡妻レベッカの幻影におびえる暮らし。人々が口々に讃えるレベッカをいやでも意識し、だんだん陰鬱な気持ちになっていく。さらに、頼みの夫との仲もかみあわなくなっていく。そんなとき、予期せぬ事件が起きる。

最初ややコメディタッチで始まりますが、あまりの唐突な結婚に主人公の雇い主が呪われろと言わんばかりの強烈な皮肉を投げつけるあたりから不吉な予感が漂います。映像的に派手なことは一切していないのに、そういう手段を使っている作品よりもずっと恐怖を感じました。見ながら、夫婦生活は壊れ主人公は破滅する、という筋書きを予想していましたが、全くの的はずれでした。最後の30分くらいは全く予断を許さない作りになっていて一応、主人公、その夫マキシム、レベッカのそれぞれの面目を保つ形で終わっています。

主人公を演じた女優さんが、最初の少女の面影を残した明るく快活な女性、心理的に追いつめられていく恐怖、最後の方の一本芯の通った女性をメイクや服の変化だけに頼らず、うまく演じていてとても気になりました。ジョーン・フォンティーンという人で、清楚でかわいいルックス共々、とても魅力がある人です。夫マキシムの方は、名優ローレンス・オリヴィエが演じています。いい意味で名誉を何より重んじる役があっていました。映画の中身共々、キャスティングもとても良かったと思います。
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by chirimendonnya | 2005-03-10 15:21 | 映画

ボーン・スプレマシー

あらすじ:
依然記憶は戻らないもの、恋人マリーと平穏な生活を送っていたジェイソン・ボーン。ところが街中で暗殺者と出会ってしまったことから、再びCIAの陰謀に巻き込まれる。

ハードなスパイアクション第2弾。アクションシーンは相変わらず迫力があります。特に終盤のカーチェイスは圧巻。思わず身を乗りだして見てしまいました。しかし、マーシャルアーツは少し少なめになっており、今回はCIAとの頭脳戦・心理戦が主になっています。前作では、記憶を失ったというアクシデントからかなりイライラすることも多かった彼ですが、今回はかなり冷静。新たな魅力を見せています。じらしたり、あせらせたりしながら冷静に相手に迫るボーンの姿にしびれました。ストーリー開始からすぐ、彼にとってはつらい展開だったにも関わらず、クールに作戦を立てていきます。大事なものを失ったにしてはあまりに冷静だったので、かえって戸惑ってしまったほどでした。中盤に彼自身がそんなに大げさではないけど、きちんと意義があったんだ、幸せだったんだという思いをこめて語るシーンがあったので、安心しました。兵器から人になったんだと実感するシーンでもあり、心に残りました。

正気に戻ったりしらけたりすることなく、充実した2時間弱でした。終始次はどうなるのかと予想したり、分析したりしていたので、全然退屈しませんでした。ラストも味わいがあって素敵です。ただ、前作「ボーン・アイデンティティ」を見て、なおかつ良く覚えていないとわからないところがたくさんあったと思います。いきなり見ても十分に楽しめないのではないかと感じました。これから見に行く人は、DVDをチェックして出かけるのがお勧めです。
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by chirimendonnya | 2005-03-07 09:11 | 映画
あらすじ:
海の中から一人の若い男が救出される。男には自分自身に関する記憶が全くない。唯一自身の正体につながりそうなのは、体内に隠されていた口座番号だけ。彼は、それだけを頼りに一路スイス・チューリヒに向かう。その個人金庫には、数種類のパスポートと銃、そして多額の金があった。しかも、自分には常人にない能力がいくつも備わっている上に、何らかの理由で追われる身であるようだ。チューリヒで知り合った根無し草のマリーとともに逃避行生活を送る彼は、果たして逃げ切れるのだろうか。

前に一度見たことがあったのですが、現在上映中の続編「ボーン・スプレマシー」を見る前にちょっと復習しようと思い、もう一度見ました。最近まで知りませんでしたが、原作があるそうです。著者はロバート・ラドラム、原書のタイトルはそのまま”Bourne Identity”で
CUBE290さんのブログで紹介されています。翻訳版は新潮文庫より『暗殺者』という題名で出版されています。
ただし、映画化に当たってかなり大胆なアレンジを行ったようです。

正直、実際見てみるまではマット・デイモンがアクション映画というのがピンとこなかったのですが、良い意味で先入観を裏切られました。3ヶ月間猛特訓したというアクションシーンは抜群に迫力があり、画面に釘付けになってしまいました。さらに、彼の知的で繊細な雰囲気が、徹底的に訓練を受けた人間兵器、悩める男といった要素に説得力を与えていて、とても良かったです。

マット・デイモン=ジェイソン・ボーンのキャラクターはもちろん、こだわりのヨーロッパロケとシックな色調がこの映画に奥行きを与えています。アクション映画というと、ストーリーが適当ということが良くあるけれど、これはそんなことはありません。二転三転する展開も目が離せません。ラストシーンも味わいがあって良かったです。

今回は返却まで時間があったので、DVDの特典映像にも目を通してみました。未公開シーン、もう一つのラストシーン、キャスト・スタッフによる制作秘話などで、かなり見応えがありました。特に後ろ二つは必見です。

制作秘話がよかったということは、この作品への満足度が高かったこともあるかもしれません。いくら色々語られていても映画の内容によっては苦笑することになってしまいます。こだわったポイント、新しいタイプの作品にしたかったという意気込みがダグ・リーマン監督やマット・デイモンから語られます。上に書いた3ヶ月間アクションを特訓したという話はここで出てきます。

もう一つのラストシーンは、採用されたものに比べ、ややメロドラマ調。くさすぎてちょっとしらけてしまったので、これにならなくて本当に良かったです。
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by chirimendonnya | 2005-03-05 15:47 | 映画
下に書いた「サンセット大通り」を見ているときに、ちょっと違うけど大女優の妄執を描いたという点は似ている作品が『ブラックジャック』にあったのを思いだして、こちらも調べてみました。読んでから10年以上たった今でも、筋ははっきり覚えている作品の一つです。しかし、タイトルもその女優の名前も忘れてしまい、すごく気になったので、「ブラックジャック 女優」で検索するとすぐ見つかりました。

タイトルは「ある女優の死」で女優の名前は「マリリン・スワンソン」。マリリンはマリリン・モンローだというのは当時小学生でしたが、すぐわかりました。でも、そのときは全く気にとめなかったスワンソンの方がむしろ重要だったということがわかり、驚きました。「サンセット大通り」で過去しか見ない女優ノーマ・デスモンドを演じるのは、グロリア・スワンソン。実に主題にあった命名です。

この作品に出てくるマリリンは「自分の美貌は衰えていて、もう映画に出るのなんて無理」と悟っているという点ではノーマよりまともだと思います。ブラックジャックの所に来るだけあって、依頼はとんでもないものですが、ブラックジャックだということもあって、それほど違和感は感じませんでした。

私が驚いたのは、女優が死んだ後です。執念が乗り移ったようなブラックジャックがひねり出した方法は、彼らしいけど女優本人より怖いです。
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by chirimendonnya | 2005-03-03 09:39 | 映画

サンセット大通り

「アパートの鍵貸します」や「お熱いのがお好き」で知られる名監督ビリー・ワイルダーの作品です。サイレント時代の大女優が出てくるというのは知っていたのと前記2作品の印象から「雨に唄えば」のような映画だと思っていましたが、全然違いました。

あらすじ:
とある豪邸のプール。若い男の死体が浮かんでいる。彼の死には往年の大女優が関係しているようだが・・・。ことの顛末が時間をさかのぼって語られる。
男の名はジョー・ギリス。売れない脚本家だ。たまたま荒れ果てた豪邸に迷い込んでしまったことをきっかけに、屋敷の女主人でサイレント時代の大スター ノーマ・デスモンドから脚本の手直しを依頼される。今まで経験したことのない優雅な生活を送ることになったジョー。しかし、未だに大スター気取りの上に精神的に不安定なノーマに、段々嫌気がさしはじめる。

コメディだと思っていたら、サイコサスペンスでした。ほとんど予備知識がない状態で見たので、今まで見た中である意味一番怖いと感じました。特に超常現象が起きたり、怪物が出てくるわけではありませんが、往年の大女優が醸し出す狂気がただごとではありません。部屋の中に若い頃の自分の写真を何十枚も飾り、見る映画は全て自分が主演した作品。もういい年なのに自分はまだまだ魅力的だと勘違い。実際、映画の後半に明かされる年齢よりは若く見えるし、昔はとても綺麗だったんだろうなということはわかります。もう少し分別があって現実を見ていたら、また違った人生を送ったかもしれません。でも、そうするにはあまりも売れすぎたようだし、心がもろすぎました。行かないで、とジョーに懇願する様子はまるで幼い子供のようです。終始、常軌を逸した行動を取る彼女を痛々しく感じていましたが、時にものすごく哀れに感じるときがあり、そのあたりに演じた女優のすごさを感じます。

女優に負けずに怖いのが執事。何もしないのが、かえって怖いです。愛するご主人様のために、いつ凶行に走るかどきどきしながら見ていたけど、何もありませんでした。それどころか彼女のために全てを捨てた彼の愛にちょっと感動してしまいました。

あまりの怪演ぶりに調べてみたら、ノーマ役のグロリア・スワンソンと彼女を愛するあまり自らの未来を捨てた元監督いま執事役・エリッヒ・フォン・シュトロハイムは、実際にサイレント時代のスター女優・監督ということです。役に説得力があるはずだ、感心してしまいました。

その二人以外にもジョーを演じるクラッシックな2枚目ウィリアム・ホールデン、ジョーに心を寄せるベティ役のナンシー・オルソンも役にぴったりです。特に、化け物じみたオバサンの対極にあるベティがいることで、よけい怖さが増しているのでかわいく清楚な彼女の存在は大事です。ジョーとベティのシーンは、明るく健康的で、夢があります。このパートも良くできているからこそ、これだけの作品になったと思いました。

狂気爆発、かつ見る側の意表をついたラストは必見です。ただし、かなり怖いので怖いのが苦手な人は夜中に見ない方がいいと思います。夢で一晩中うなされるおそれがあります。
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by chirimendonnya | 2005-03-03 09:22 | 映画

素晴らしき哉!人生

あらすじ:
ジョージ・ベイリーという男が人生の危機を迎えている。彼の家族は必死に無事を祈っているが、全てを清算するために姿を消したのだ。天上の世界では、そんなジョージを救おうと一人の男を地上に遣わすことにした。果たして、彼はジョージを救えるのか?

本当はクリスマス映画なのでちょっと時季はずれではあるのですが、感動できる映画に季節は関係ありません。誰が死ぬわけでもないのに、最後は涙が止まりませんでした。直前までの展開が見ていて息苦しくなるようなもので、「結局世の中金なのか」と見てるこちらも気が滅入りましたが、もう一段ありました。そんなに偉大な人間ではなくとも、一人の人間の存在意義は大きいんだ、と、勇気づけられました。昔の映画ということもあり、ストーリーはシンプルだけど、全てを一つのテーマを表現することに集中させているので、それだけ訴える力が大きいと思います。最後、誰も罰することなく、題名通り「素晴らしき哉!人生」と思わせてくれるから良いのです。
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by chirimendonnya | 2005-03-02 09:18 | 映画

下妻物語

あらすじ:
ロリータファッションに身を包んだ極甘の外観に似合わずしょっぱい性格の桃子は、洋服代欲しさにしたことをきっかけにヤンキーのイチゴと出会う。センスも性格も全然違う二人だが、徐々に友情を深めていく。

何だかすごくいいらしいとは聞いていたけれど、期待以上の作品でした。主役二人のファッションセンスからはほど遠い私ですが、すごく楽しめました。いい意味で馬鹿馬鹿しくて大満足です。約100分があっという間に過ぎました。前半は、爆笑(と言っていいと思う)漫才で笑わせ、後半熱く盛り上げます。

見始めてすぐに超田舎をフリフリワンピースの女の子が歩くというギャップがおかしくて笑ってしまいました。もう、見ていてよくぞここまでと感動すらしてしまう漫画チックさと馬鹿馬鹿しさです。ちょっと『少林サッカー』に通じるものがあります。漫画チックとはいっても見られる映画として完成させるのは、結構大変だと思うので、監督はセンスのある人だと思いました。

キャストは主演の深田恭子(桃子)と土屋アンナ(イチゴ)をはじめ、結構豪華で得した気分です。しかも、主役の二人を含めて「この人違うよ」と思う人が全然いませんでした。。特に深田恭子は今回見直しました。今までかわいいけど下手程度にしか思っていなかったけど、ロリータファッションが似合う外見、甘ったるい雰囲気はもちろん、妙な距離感やクールさが良かったです。何ともいえない独特さ、見せ場での普段とのギャップが役にあっていました。

他人に無関心で独特の意識を持っていた桃子が、少しずつ心を温かくしていくのがいいです。友情にドラマチックに目覚めさせるのではなく、なんてことはないことの積み重ねで段々イチゴに情を移していくのがわかります。今まで自己中心的だった自分が他人を大事に思うようになるなんて恥ずかしいと思いつつ、友情を感じる過程が意外に丁寧に描かれています。だからこそ、最終盤に気恥ずかしいくらい熱い展開になってもうっとうしく思うどころか、説得力があったと思いました。
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by chirimendonnya | 2005-02-25 09:38 | 映画
今日はこの映画を見ての細かい感想です。かなり長くなってしまいました。

欠点は多少あるものの上映時間2時間半はあっという間に過ぎました。内容はミュージカルほぼそのままですが、映画ならではの豪華なセットとクリスティーヌ役のエミー・ロッサムの歌声は魅力的です。ロッサムは歌唱力・歌声ともに素晴らしく、撮影当時16歳だったとは思えません。普通は単なる引き立て役のカルロッタ(ミニー・ドライバー)がチャーミングだったのもよかったです。一座のプリマだというのが納得できる魅力があったし、わざわざ吹き替えを使った歌声も素敵でした。それ以外のキャストは全員自分で歌っていて、ほとんどの人は美しい歌声を聞かせています。・・・ファントム役のジェラルド・バトラー以外は。

この映画のようにミュージカル俳優をずらりとそろえた映画だと、歌唱力不足が目立ちます。あと、これは本当に個人的な感想なんですけど、声がいやです。だみ声でイメージぶちこわし。ファントム役は圧倒的な歌唱力とハリのある美声を期待していたので、残念です。あと、怪人の顔が小綺麗な感じで不気味さが足りませんでした。不気味なのに魔力というか魅力というかでついて行ってしまうというのが、この話のポイントなので、あの程度では話に説得力が出ません。演技は悪くないのでミスキャストとまでは思いませんが、メイクか照明を何とかして凄みを出して欲しかったです。それと、怪人のクリスティーヌへの愛はプラトニックだったのでは?肉欲をはっきり口にする怪人には嫌悪感を持ちました。

色々な要素が合わさって正気に戻る瞬間がかなりあり、そのたびに寂しい気持ちになりました。話自体に難があるのは承知していましたが、ファントム像と脚本をもう少し練り込んで、考えさせる隙を与えないで欲しかったです。映画のために付け加えられたエピソードも不要に思いました。でも、ラウルの出番が多かったのはよかったです。ラウルがクリスティーヌに選ばれたことに今回初めて納得できました。

欠点ばかり書いてしまいましたが、最初にも書いたとおり、豪華なセットと出演者の大部分には満足しています。1919年から一気に過去へとなだれこむ冒頭と特に華やかなマスカレードのシーンは、一見の価値があります。マスカレードはまさに眼福。丁度だれかかっていた時間帯に出てきたので、よけいにインパクトがありました。なにより、多少の欠点をカバーする何かがあります。もう一度みたい?と聞かれたら、見たいと答えます。
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by chirimendonnya | 2005-02-14 09:03 | 映画
金曜日、話題の『オペラ座の怪人』を見に行ってきました。すごい人気で、上映開始30分前に言ったのに長蛇の列でびっくりしました。女性デーだったので8割くらいが女性で子供はほとんどいなかったと思います。

有名なミュージカル版の他にも何度も映画化されている作品です。私も映画はこれで3作目。一つ目は恐怖映画そのものでマスカレードのシーンでスープをすくおうとしたら、おたまに生首が乗っかってきたのが未だに忘れられません。二つ目は数年前にNHKで放送されたものです。恐怖よりも怪人の心情に重点が置かれ、切ない作品でした。アレンジ次第でホラーにもロマンチックにもなるストーリーです。

今回の映画はミュージカル版の作曲家アンドリュー・ロイド・ウェーバーが、自ら制作に乗り出したミュージカル映画です。何でも制作の理由の一つが「金銭的、地理的要因で舞台を見に行けない人にも見てもらうこと」だそうで、ほぼミュージカルそのままの作りで、ほとんど歌いっぱなし状態です。従って、ミュージカル映画が嫌いな人がうっかり何も知らずに見に行くと、地獄の2時間半を過ごすことになるでしょう。そうでない人には、わりとお勧めできます。

この映画については、もう少し書きたいので詳細は後にします。
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by chirimendonnya | 2005-02-13 17:50 | 映画

ターミナル

あけましておめでとうございます。
この映画は1月1日に見に行きました。11時30分くらいから上映の回で見に行きました。劇場の入りは8割くらい。年齢層は20歳以上の各年代は満遍なくいて男女比も半々くらい。終わって出たときには、待っている人が長蛇の列をなしていて人気のほどが伺えます。

で、この映画”愛と涙の感動ドラマ”というような宣伝のされ方をしていますが、それはちょっと間違っているような気がします。この宣伝文句だとなんだか全然笑いの要素がなく、前編眉間にしわ寄せているような話に思えますが、普通に結構笑えました。劇場の中でも結構笑い声が起こっていたし、もっとコメディであることを前面に出した方が良かったのではないでしょうか。そういう要素がないわけでもないけど、ちょっとあってないように思いました。感動ドラマにしといた方が入りがいいのでしょうか。ともあれ、人情有り、恋有り、もちろんトラブル有りで結構楽しい話なので、誰が見てもかなりの確率で満足すると思われます。

トム・ハンクス演じる主人公はアメリカに来た当初は英語がほとんどわからない設定で、最初のうちは空港の係官と珍問答を繰り返します。その様子が英語があまり得意でない私にとっては多少思い当たる節があって、共感度が高いです。そして英語マスターの過程も結構参考になります。管理官からいろいろ妨害されながらも、くじけず空港内で金を稼ぐ方法を編み出したりする様子も面白いです。何より彼はとてもナイスガイ。ちょっととぼけていて優しい人柄です。だから、ちょっとうまく行き過ぎな話でも、終盤以外は素直に喜べました。でも、終盤の展開はちょっと無理があり、何だかなあという気分になってしまいました。感動をねらったつもりが強引すぎてしらけてしまったり、ほろ苦さを入れるつもりだったかもしれないところがそうするならこのエピソードは削って欲しかったところがあったりして、ちょっと残念でした。どうせなら、たとえご都合主義でも、もっと素直に進めて欲しかったです。
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by chirimendonnya | 2005-01-03 15:05 | 映画