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by chirimendonnya
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「ライラの冒険」(原題 His Dark Materials)三部作の第1作目です。

あらすじ:
オックスフォード大学のジョーダン学寮に住むライラは11歳の元気な女の子。街の子供達やジプシャンの子供達と”戦争”をしてみたり、大人達にいたずらを仕掛けたりと忙しい日々を過ごしている。しかし、叔父のアスリエル卿がオックスフォード大学に帰還するのと前後して、街には異変が起こり始めていた。子供達が次々とさらわれるのだ。
ジョーダン学寮を離れて、コールター夫人という謎めいた美女と暮らすようになったライラは、思わぬきっかけから犯人の正体を知ることとなり、子供達を助ける旅に加わる。

舞台は私たちの住む世界と似ているようで少し違う世界。人間達は”ダイモン”という守護動物と一生を共にします。主人公ライラと彼女の相棒パンタライモンの楽しいやりとりが、ダークトーンの物語にアクセントを与えています。

実は以前に一度読んだのですが、三冊一気に読んでみたいと文庫化を気にそろえました。読むのが2回目ともなると、良くも悪くも前には気づかなかったことに気づくようになります。私にとっては、悪い要素が色々気になってしまい、あまり話に没頭できませんでした。

その一つが登場人物のほとんどの「ライラ、最高」状態。もともと彼女をあまり好きではないので、そのせいもあると思います。とにかく、知恵と勇気もあるけれど小ずるく図々しい子をみんなしてよく言いすぎ。ライラ賞賛の言葉が出る度、気持ちがさめるのを感じました。特に上巻はその傾向が強いです。

下巻になると、世界観とストーリーテリングの面白さがより前面に出てくるので、面白くなります。そして、ライラにとっては気の毒な幕切れ。あんまり書くとネタばれになるのでやめますが、少なくとも私にとっては世界観とストーリー、そしてダストの謎がこの作品の魅力です。

この作品の一番のキーとなる「ダスト」の謎は、結局解明されず。というより、作中で説明されればされるほどわからなくなります。最初読んだときは、ただただ話の面白さに見せられていましたが、今回はダストの奥深さもじっくり味わいたいと思います。
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by chirimendonnya | 2005-03-29 21:04 | ファンタジー
トヨタ館と長久手日本館の他に行ったのは、各国パビリオンが集まるグローバル・コモン1です。ここに行ったのは、トヨタ館から近かったのと寒くて待つのはいやだったけど数をこなしたかったからです。すいすい入れて、どの国のパビリオンもそれなりに面白い物があったので、よかったです。

一つ必見の場所をあげるとしたら韓国館。何というか、もうサービス精神たっぷりの所です。大きな画面の前に両手をあげて立つと、あら不思議、何にもない画面に木が現れ始め、花を咲かせます。この木は人によって少しずつ違っていて面白かったです。今が旬の韓国ドラマコーナーもあり、冬ソナの主役カップルの等身大パネルが置いてあります。で、このパネルはヨン様の方が、観光地でよく見かける顔の部分がくりぬかれたものです。ベタさが笑えます。

異様な力のいれ具合を感じたのがサウジ・アラビア館。とにかくお金がかかっていそうなのはもちろん、「うち、実は結構進んだ国なんです!」「素敵な国なんですよ!」というのが、ひしひしと伝わってきます。ホールのような場所で国の紹介映像を上映していて、なかなか素敵な所だと思いました。ちょっと行ってみたくなりました。

モンゴル館では、建物の前に小さなゲル(子供しか入れない)、中には大きなゲルがあり、中に入って写真も撮れます。サウジ・アラビア館だったと思いますけど、ベドウィンの家も展示されていて、それこゲルと同じ形です。遊牧民の家って似るんだなー、と興味深く感じました。モンゴル相撲についての展示はなく、ちょっと残念に思いました。
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by chirimendonnya | 2005-03-29 20:22 | 日記
大きなざるをひっくり返したような形の長久手日本館は、地球博の中でも人気のパビリオンの一つです。ショーなどはなく、展示を淡々と見ていくだけなのでそれほど待ち時間は長くありませんでした。

その巨大なざるの中に入ると、壁が小さな笹の木を植えたプランターを横向きに置いた物を積み重ねた物になっていました。ユニークだけど、万が一自身でもあって揺れた場合、土が頭の上に降り注いできそうで、ちょっといやです。でも、竹効果か中に入る前も何だか暖かく、寒い日にはありがたかったです。

ここのメインイベントは「地球の部屋」。360度パノラマで様々な自然現象や美しい景色が体感できるという物です。キャッチフレーズがすごい。何しろ「世界初!360度全天球型映像システム」ですからね。小さな部屋に入って2分間の映像を楽しむ仕組みです。確かに美しい映像がぐるぐると回るというのは、なかなか壮観です。特に、波が迫ってくる瞬間はちょっと感動しました。

しかし、私はかなりの高所恐怖症なのです。入る前に案内の人が「一部の床が透明になっております。高所恐怖症の方はしっかり手すりにつかまっていてください」といっているのを聞いたときは、何を大げさな、と思いましたが、大間違いでした。回っているのは背景なのに、自分がぐるぐる回っているみたいな気分になり、頭の半分感動、残りは恐怖という複雑な感覚を味わいました。手すりにしっかりつかまっていたのはいうまでもありません。友達には笑われちゃいましたけど。

地球の部屋を出て竹やぶのような空間に出たときは、心底安心しました。ほどよい暗さの暖色系で程よい暗さの照明でほどよくリラックスできます。淡水魚と海水魚が同居している(ように見える)水槽もあってなかなか素敵です。
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by chirimendonnya | 2005-03-28 22:13 | 日記
昨日、友達と金曜日に開幕したばかりの愛・地球博に行ってきました。

リニモに乗った!名古屋駅からシャトル列車に乗って万博八草駅へ。そこから話題のリニモに乗りました。ニュースでは1時間待ちなんて話でしたが、乗ったのがお昼くらいということと寒い日だったということですぐ乗れました。確かに音は静か。でも、全く揺れないと思っていたのに普通の鈍行列車並みに揺れてちょっとがっかり。

トヨタ館に入る人気パビリオンのトヨタ館にまず入ろうということになり、2時30分からの整理券配布を待つ列に並びました。くもりで肌寒い日だったこともあって、列についたのが12時50分くらいで1時間半も待つのは辛いと話しつつ、これだけは見たかったので、じっと待ちました。すると、1時半くらいに「キャンセルが出ましたのでお進みください」とのアナウンスが。予期せず、早めにはいることができました。とにかく寒い上にかなり風が強かったので、やめた人が多かったようです。

早めに入れたので喜ばなければいけないけど、どうでも良いような指示が多い上に、混雑を避けるために作った色々なシステムが余計に混乱を起こしているように思い、大いに不満でした。事前予約がある人以外は、ストレートに並んでいる人をさっさと入れる方が良いと思います。後、建物の中が非常に寒かったです。3月下旬開幕ということで暖房設備を作っていなかったようです。

ショーは二部形式。まずはウェルカムショーDJが出てきて、ごあいさつ。トランペットを吹こうとすると・・・あれ、音が出ない。そこでロボットのブラスバンドが出てきて演奏を始めます。技術がここまで来たんだなあと素直に感動。その後、DJロボが出てきて仕切り始めます。ラップもできちゃうDJロボ君、ちょっと生意気だけどかわいい。変に人間に近づけようとしなかったのが吉と出ていました。

メインショーフランスW杯の開会式と閉会式の演出も手がけたイヴ・ペパンという人が演出を手がけています。360度の大型スクリーンはもちろん、会場内の空間を存分に活かした前衛的でファンタジックなショー。昔ロボットアニメで見たような未来型カプセルカーや移動装置ももちろんすごいけど、それよりもダンサーのすごいパフォーマンスに魅了されました。人間の体ってすごいもんです。見た後は、良い物を見たという充実感がありました。


他にも色々見たので、それはまた明日以降に書きます。
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by chirimendonnya | 2005-03-27 14:02 | 日記

とても髪の長い人

今日、とても髪の長い女の人を見掛けました。最初は以外といない黒いストレートのロングヘアを一つにまとめているのに目が止まって、ぼんやり眺めていました。で、毛先を追っていくと、なかなか終わりが見えません。

え?と思ってよく見ると、なんと膝の下を越える長さでした。長さの割に傷んでないように見えたので、一瞬尊敬しました。で、その次に あの髪の長さってどんな意味があるんだろう と、考えました。習い事?ただの趣味?うーん、一回聞いてみたい。
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by chirimendonnya | 2005-03-23 23:21 |
あらすじ:
ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4人兄弟は、空襲を避けるために田舎へ疎開した。そこで兄弟を待っていたのは大きなお屋敷と風変わりだけど親切な老学者カーク先生。
屋敷に着いた4人は、早速広いお屋敷の探検を始める。その最中、一番小さいルーシーは大きな洋服ダンスが気になり、扉を開けて中に入ってしまう。たくさんのコートを押し分けてどんどん奥に入っていくと、なんとそこには夏なのに一面の冬景色が待っていた。

ナルニア国物語の第1作目、『ライオンと魔女』の原書です。私がいままで読んだ洋書の中で一番長いので、読み終わってすごく疲れました。癖のない英語で読みやすかったけど、とにかくいままで経験したことのない長さなので、途中何度もやめようかとも思いました。それでも、読めてしまったのは、やはり話自体が面白かったのと年末にシリーズ通して読んだばかりで話が頭に入っていたからだと思います。

原書を読んでみると、結構意訳しているところが多いということがわかりました。(でも、あたたかくゆったりとした文章の翻訳版は大好きです)例えば、エドマンドが魔女におねだりする(結局魔法にかかって操られる羽目になった)のは『プリン』。ところが、本を読んでいるとそこにはTurkish Delightとあるではないですか。これって何?と、一瞬目が点になってしまいました。

調べてみると、トルコ牛肥というらしいです。材料は”小麦粉、砂糖、レモン汁と皮、オレンジ果汁と皮など”で、物によってはローズウォーターを入れます。あえていえば、プリンではなくクリスマス・プディングに近い物だと思われます。ローズウォーター入り・・・。おいしいんだろうか。大分別物とは思いましたが、いきなりTurkish Delightといわれてもわからないし、注釈がついていたとしてもイメージがわきません。本来の対象年齢を考えても、多くの人がイメージしやすくおいしいお菓子プリンにしたのはよかったのではないでしょうか。
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by chirimendonnya | 2005-03-21 15:01 | 洋書

はなわ熱唱!静岡市の歌

ローカルなネタですみません。いま、テレビを見ながら投稿していたんでしたが、地元テレビの番宣ではなわが出ていて本人作詞作曲の「静岡市の歌」を歌っていて、バカ受けしてしまったので。私は静岡市民ではありませんが、近くなのでテレビを見ていて笑ってしまいました。

歌い出しは
”だらだらだらだらだもんでよー はんぺん黒い
だらだらだらだらだもんでよー うなぎパイうまいっけ”

「だら」は「今日くもりだら」みたいに語尾につけて使います。だもんでよーも同じだけど、こっちは若い人はあまり使いません。

そして「はんぺん黒い」。絶対白はんぺんよりおいしいのに、静岡県でしか売っていない謎の食べ物です。単純に普通の白はんぺんが黒くなった物ではなく、鰯のつみれが大きくなった物と思ってください。形も平べったい半円形で大分違います。県外の大学に行った弟が、他の県の人に「黒はんぺんがある」と説明したら、「何それ、気持ち悪い」といわれたそうで、聞いた私もショックを受けました。

もう一つのうなぎパイは説明不要ですね。もちろん地元でも大人気で簡単に手に入ります。

その他「静岡を歩いているとやたら見かけるすみや~」などと歌っていてなかなかポイントを押さえていました。すみやはCDショップ(店によっては楽器や本も売っている)なんですが、本当に至るところにあってネタにするのに向いています。

あと、静岡市というか、静岡県中部の人ののんきな人柄についてなんかあるかと思ったけど、それはなかったので、ちょっと安心しました。
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by chirimendonnya | 2005-03-20 11:54 | テレビ番組
昨日の5時半くらいにたまには家族で食事でも、ということになり両親と私の3人で外出。(運転手は母)夕方でかなり道路が混んでいてほとんど停止状態の時にその瞬間は訪れました。

ガッツーン!!!!

と、いままで体験したことのないすごい衝撃が走り、前の座席に思いっきりあごをぶつけました。前を見ると、車のボンネットが変形していることがはっきりわかりました。母が後ろの車の人に目配せすると、運転手が首を振って後ろを指さしました。混雑している道路だったので、すぐ近くの駐車場に集合。

集まってみると、都合4台が関係した事故だったことがわかりました。うちの車は前から2番目。一番衝撃が強かったのか、ボディが弱かったのか一番損傷がひどかったです。ボンネットの変形、ライトはめちゃくちゃ、後ろ側もぼこぼこになっていてナンバーに至っては真ん中あたりから折れ曲がっていました。母はこの車を気に入っていたので、とても落ち込んでいます。

世間話でもするような感じで淡々と話し合いをしているのに、事故が初めての私は驚いたけど、父がいうにはこんなモンだそうです。原因はどうやら前方不注意のようだけど、とにかくすごい衝撃でした。よってどの車もすごいへこみ具合。けが人が誰もいなかったのが不幸中の幸いです。すぐに警察に連絡したのに混んでるとかいって警察署の近くなのに1時間近く待たされました。「あなたに落ち度はあったと思いますか?」「相手の落ち度は何だったと思いましたか?」など調書を取るために色々聞かれました。推測はダメだと言われていたけど、あまり変なことを言っているならともかく、それだとあんまり意味がないんじゃないかと思いました。

その後、家族全員首や腰が痛むので病院へ。異常はなくて一安心です。お医者さんに
「ご家族おそろいでお食事か何かだったんですか?」
といわれては、笑うしかありません。

病院も体調を崩した小さい子がたくさんで、会計にすごく時間がかかり、帰ったのが10時半くらい。私たちは良いけど、寒いフロアで長時間待たなきゃ行けない子供達がかわいそうでした。それにしても、事故に遭うと特にけががなくても時間もお金もすごく大変ということがわかりました。
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by chirimendonnya | 2005-03-20 11:32 | 日記
下の『シェイクスピアを盗め!』の続編です。前作では出番がほとんどなかったシェイクスピアも今回はかなり話に関わってきます。

あらすじ:
ペストの影がロンドンにも迫ってきた。多くの人が集まる芝居は空気感染を避けるために禁止される。少しでも稼ぐために一座は、ロンドンを出て各地で巡回公演をすることになった。だが、人数が足りないため二人の役者を補充した。一人はシェイクスピアの弟ネッド。もう一人は演技力抜群だが、性格の悪いサル。何とか準備を整えて出発した一行だが、ペストへの警戒感や役者への偏見などの問題で、なかなか思うように公演ができない。そんな中、ウィッジは手を骨折したシェイクスピアに頼まれ、台本の代筆をすることになった。さらに医者の徒弟をしていた経歴から、他の劇団員に健康相談をされたりして忙しい。おまけに演技力抜群の新入りに自分の役を次々とられ、面白くない。そんなある日、自分の父親だと名乗る男に出会うが、これが新たな頭痛の種になる。


終始明るくエネルギッシュだった前作と比べると、ペストが流行の兆しを見せ始めている今作はやや暗め。特に中盤以降はウィッジにちょっとつらい展開で、気の毒になってしまいました。

シェイクスピアが登場する作品で面白いのは、結構どの作品も違った性格付けをしていることです。ある時は快活、ある時はロマンチックで印象が一定しないミステリアスな人、シェイクスピア。この作品では、やや陰気ながらも随所に大人物らしい懐の大きさを感じさせます。ぐうたらな弟に悩まされたことは、あの髪型にも大いに影響を与えたに違いません。

すっかり劇団になじんだけれど、育ちからかイマイチ自分に自信を持ちきれないウィッジ。客観的に見ると、字が書けたり医学の知識があったりとなかなかお役立ちな存在です。この巻の終わりでは、つらい経験を乗り越えて一皮むけたように感じました。何だか弟を見守っているような気になります。
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by chirimendonnya | 2005-03-13 22:18 | ヤングアダルト
あらすじ:
孤児の少年ウィッジは7歳で医者件牧師のブライト先生の徒弟になる。そこで速記術をたたき込まれたが、それは近隣の教会の名説教を参考というか拝借するためだった。ばれて怒鳴られるといった夢のない日々にうんざりしていたウィッジだが、フォルコナーと名乗る不気味な男に金貨数枚で売り飛ばされてから人生は一変。新たに雇い主になったサイモン・バスに、人気劇作家シェイクスピアの舞台を見てそのせりふを全部書き取ってこいと命令される。失敗に終わったが、挽回するために舞台そばに隠れていたのを発見され、成り行きで劇団の徒弟となる羽目に。

最初は成り行きで嫌々芝居をやっていたウィッジが徐々に芝居の楽しさをわかっていくとともに読者もその楽しさの虜になっていきます。芝居って素晴らしい!読んでいる途中でそう思いました。そして、このような楽しい作品ばかり書かれるこの時代は本当に幸せだと思いました。

シェイクスピアの台本をめぐるすったもんだがストーリーの柱ではありますが、同時にこの作品は主人公ウィッジ少年が自分探しをする話でもあります。孤児院で育ち、その後ろくでもない主人に仕えていたウィッジは、どうしたらぶたれないか考えることで精一杯。夢を持ったりしたこともなければ、誰かに信頼されたこともない。何かに責任を持つのもいやそうです。それが、優しくされたり、仕事を任されたりしたことで少しずつ変わっていきます。そのあたりのとまどいが実に良く書かれていて、ストレートな話にアクセントを与えていました。
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by chirimendonnya | 2005-03-13 16:17 | ヤングアダルト