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by chirimendonnya
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<   2005年 06月 ( 12 )   > この月の画像一覧

先週の『世界ふしぎ発見』ですっかり興味を持ったアンデルセンの伝記本です。図書館の児童書コーナーにあったものを大して確認もせずに借りてきたので、あとでぱらぱらめくってみて「字が大きい+ふりがなつき」に予想以上に対象年齢が低かったかなーとちょっと不安になりました。でも、早く読み終われていいかと早速読むことにしました。

作者のルーマ・ゴッデンは映画化された作品もいくつもあるという英国人作家。そのせいか、普通の子供向け伝記とは大分違います。子供向け伝記というと都合の悪い部分は省いて、いかにその人物が偉大だったか、そして周囲は素晴らしい人ばかりだったかを印象づけることに終始しているものが大半です。ところが、この本はアンデルセン本人に対しても周囲の人に対しても容赦ありません。そのために人となりがより深く理解でき、そういう意味ではよい本です。また、アンデルセン本人作の切り絵、彼の友人、各地の地図などが多く収録され、見ても楽しい本でした。

アンデルセンの育った家庭は貧しかったものの、両親の愛情を受け、周囲からは浮いていたものの空想好きの良くも悪くも感受性豊かな少年として成長。14歳になった彼は母の反対を押し切って役者になる夢を抱き、首都コペンハーゲンにやってきます。もちろん、田舎育ちでろくな教育も受けていないひょろひょろした少年がそんなすぐに役者になれるほど世の中甘くありません。縁あって教育を受ける支援をしてくれる人が現れても、彼自身の詰めの甘い性格と無味乾燥な内容にちっとも勉強に身が入りません。不思議とスポンサー探しと金を借りるテクニックみたいなのがあってピンチになってもなぜか助けがさしのべられるので、貧しいことは貧しいけど意外に恵まれているのに、四の五の言い訳をしてさっぱり勉強しない青年アンデルセンには本当にイライラさせられました。これでキュリー夫人のように向学心に燃える若者だったら、もっと早くに成功を収めることが可能だったに違いありません。ロマンチストすぎるせいか、詰めが甘いところが多々あり、こういうタイプの人が生前からかなりの富と名声を勝ち得たことは多少不思議な感じもします。

読み終わってみると、やっぱり変わった人だとも思いました。でも、数々の辛い経験を乗り越えているだけに年を経るごとに深みを増していることが手に取るようにわかり、亡くなったときには国葬が行われたというのも納得できます。
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by chirimendonnya | 2005-06-26 19:12 | 読書色々
chubb3さんからMusical Batonなるものを手渡されてしまいました。(お待たせしました)何でも最近、ネット上ではやっているそうです。最近、音楽あんまり聞いてないことをちょっと後ろめたく感じつつも挑戦。

Q1. Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
>880MBです。最近、導入したばっかりなのでこんなもん。予想以上に便利と判明したので、これからどんどん使っていくつもりです。

Q2. Song playing right now (今聞いている曲)
>今テレビ見ながらなので、『何でも鑑定団』(ローカル曲にて再放送中)のオープニングテーマ。

Q3. The last CD I bought (最後に買った CD)
>『雨に唄えば』のサントラ。DVDを見て、すっかり曲も気に入ってしまいました。50周年記念のスペシャルエディションで2枚組でした。

Q4. Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
>さくら(ケツメイシ)
もうシーズンじゃなくなっちゃいましたね。でも、雰囲気があって好きな曲です。

Killer Queen(Queen)
特徴のあるひねりの効いたメロディに釘付けです。

Everlasting Love(FOLDER)
最近、ボーダフォンのCMに出演中の三浦大知君のFOLDER時代の曲。アルバムに収録の
英語版が特によいです。

タルカス(EL&P)
ロックの詳しいうんちくは余りわかりませんが、壮大なスケール感が魅力。

Crazy for you(Madonna)
他にもMadonnaの曲は色々好きですが、私はこれが一番好きです。メロディが好きで、一度聞くと何度もリピートしてしまいます。

Q5. Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
え、そんな急にいわれても・・・。募集しますというのはどうでしょう?
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by chirimendonnya | 2005-06-25 13:54 | 日記

6月3日は何の日?

とっくに過ぎ去った日付がどうしたのかといわれそうですが、今日図書館で知ってあまりに脱力してしまったので記事にしてみました。積極的にこの日付に何があるのか調べていたわけではなく、入ったら真っ正面に掲示と特集コーナーがどどーんと出現しました。答えは

ムーミンの日

です。そういわれればそうですが、いつ制定したのかとびっくり。単なる語呂合わせという意味ではばっちりだけど、日本の蒸し暑い6月はムーミンには似合わない感じがします。何となく冬から春って感じ。でも、ムーミンは冬眠する習性があったような気がする。どうだったか気になってきました。
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by chirimendonnya | 2005-06-19 21:21 | 日記
あらすじ:
更年期障害にさしかかり何となく不調を感じている女性。彼女の子供は女一人男一人。実は、子供達に対してある疑惑を抱いている。近所では四姉妹殺人事件が起こり、もちろん彼女の家庭でも話題になっている。

あらすじを一応かきましたが、話なんてあってないようなものです。良くも悪くも訳のわからない部分が多少あり、ちょっと人には勧めにくい感じはします。題名から想像されるようなミステリー作品ではないことだけは間違いありません。ちなみに最近、著者の最新作(『六〇〇〇度の愛』新潮社 第一八回三島由紀夫賞受賞作)が発表され、昨日の新聞広告では“28歳 世界文学の新鋭”と紹介されています。この辺りから大体どんな種類の作品か御推測いただけると思います。

描写に妙な気持ち悪さとリアリティがあります。特に冒頭の更年期障害関係の部分は私が性的描写がちょっと苦手なこともあって不快感を感じてしまうくらいでした。それも人によっては「女性は」「更年期の人は」こんな風に思っているんだ!と変に勘違いしてしまいそうなところが余計に怖いです。書き手の年齢や作品の種類を考えるとそんなことはないと思いますけど。

固有名詞一切なし、どの人物もただ単に「女」「男」と語られます。これが何ともいえない雰囲気を出していて、筋自体はなんてことないのに物語に複雑な味わいを与えています。せりふから推測するに主役の中年女性一家は普通の家庭のようなのに、文体から妙にハイソな感じがするのも面白いと思いました。何ともいえない感じはしますが、ちょっと引き込まれる作品でした。
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by chirimendonnya | 2005-06-19 21:06 | 小説
回によって面白さにばらつきがあるので、余りきちんと見てないことが多いのですが、前回と今回は割とまじめに見ました。私にとっては、義経が余り出てこないときの方が面白いようです。前回、今回と中心は木曽義仲。あまりの乱暴狼藉ぶりに後白河法皇(と義経)に見限られるのが今回。次回で早くも最期を迎えるようですが、小沢征悦演じる今回の義仲は好きなのでちょっと残念です。

今回の義仲像は取り立てて新味はなく、田舎育ちの乱暴者というこれまで広く知られたイメージを踏襲しているように思います。迷いがなく豪快で男らしいので、見ていて気持ちいいです。多少荒削りなところはあるけれど、生き急いでいる雰囲気まで出ていて好演だと思いました。次回も見て、最期を見届けます。

いい加減に見ていても出てくると画面をしっかり見てしまうのが後白河法皇。予告CMで丹後局と並んで出てきたのには、思わず吹き出してしまいました。流れで出てくると別にお笑いシーンでも何でもないけど、そこだけ抜き出すと明らかにお笑いコンビです。で、しっかり見る理由は笑えるからではなく、うまいからです。これまでもおびえて見せたあとに引き締まった顔で「これで終わりだな」と威厳を見せたり、大物ぶりを遺憾なく発揮しています。あんまり魅力的なのでいっそ主役で『後白河法皇』はダメだったのかな、と思ったこともありますが、それはやっぱり無理でしょうね。色々問題が多そうです。
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by chirimendonnya | 2005-06-19 21:04 | テレビ番組
母が買ってきた本を私も読ませてもらいました。宮沢賢治作品の朗読などで知られる女優・長岡輝子の本人と姉妹のこれまでの人生の記録。著者はカバー折り返しのプロフィールによると、長岡輝子の文学座での後輩で『お話出てこい』などの放送台本を中心に執筆してきた人とのことです。

年齢の割に若々しい四姉妹(長女100歳 三女=長岡輝子95歳、四女88歳、五女83歳 いずれも撮影当時)がそろってほほえむ表紙が目を引きます。このうち、お姉さんは昨年亡くなられています。

長岡輝子の朗読会は前に行ったことがあって、そのときの印象は「上品でおばあさん」という感じでした。実際、「女優になりたい」といったら、「それじゃあ(日本での女優の地位は低いから)ロンドンに行って勉強してみたら?」とお父さんが言ったそうで、相当余裕のある暮らしぶりがうかがえます。ちなみにお父さんは英語の教科書の執筆者で、当時としては大変な高収入を得ていたということが文中にも出てきます。朗読会では穏やかな方に見えましたが、若い頃には相当突っ張った性格だったことがうかがえ、年月は人を丸くするんだなあと妙な感慨を感じてしまいました。

この本は年齢の順にそれぞれ4人の人生が語られています。他の三人は女優ではないもののそれぞれ興味深いエピソードがつづられていること、そしてもちろんご本人の人間的魅力でなかなか面白く読めました。

ただ、2点ほど気になるのことがあります。一つ目は認知症の老人についてずいぶんきつい言葉を使っていることです。そんなに何度も出てくるわけではありませんが、一般論的なことはもちろん、ご姉妹の身内の方に対しても一瞬どきりとするような記述があり、そのたび何ともいえない気持ちになりました。職業柄、そのようなお年寄りと日々接していますので余計気になる部分もあるとは思います。でも認知症だからといって全く駄目ということはないので、複雑な気持ちでした。

もう一つは親しい人を題材にしている本の宿命ともいえるものです。題材との距離が近すぎてバランスを失っている部分があるように感じました。最初はそうでもないけど、読み進むにつれて気になってきました。4人とも素晴らしい人生を送ってこられたということには同意しますが、ところどころ崇めるような感じになっているのはよくないです。なるべく客観的になるよう努力されたことが後書きからは伝わってきますが、なかなか難しいことです。
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by chirimendonnya | 2005-06-18 18:17 | 読書色々

すごい子

友達の子供で生後7ヶ月の子がいます。まだまだかわいい盛りで会うと思わず笑顔になってしまいます。この子が結構すごい子で、全然人見知りしません。生後2~3ヶ月あたりは人見知りしない子でもしばらく経ってあんまり知らない人にあったりすると大泣きしたりするけど、この子は大丈夫。

私なんかもそうなんだけど、子供がいない人だと結構変な抱き方になってしまったりします(ごめんよ)。それでも、ちょっとべそかくくらいで全然泣かない。ちょっと感動してしまいます。今日偶然会った祖母にこの話をしたら、「そういう子はみんなに可愛がられるよ」といっていました。それはそうですよね。いい性分だ。

それにしても、子供のいる人は抱っこが上手。当たり前のことだけど母は偉大です。
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by chirimendonnya | 2005-06-18 17:23 | 日記
この番組は毎週見てるけど、昨日は作りといいデンマークの風景といい、最近では一番気に入りました。冒頭のアンデルセン・ショーみたいなものも童話の世界にあっているし、デンマークの景色もきれいで、番組を見ながら行ってみたくなりました。番組でも紹介されていたレゴパーク(レゴブロックで世界中の色々な建築物やアンデルセンの世界を紹介)とアンデルセン博物館は特に。

アンデルセン博物館で、各国からもらった表彰状や勲章を展示しているのはともかく、入れ歯まで展示してあるのが笑えました。そんなものまで飾らなくても。本人、墓の下で泣いていそうです。

それにしても天才には何とかが多いとはいいますが、以上に心配性の性格が笑えます。いつ火事になってもいいように避難用のロープ(これも博物館で展示。9メートルもあるそうな)をいつも持ち歩いていたとか。それなのに、意外にも生前から富も名声も手にしていたというのが意外です。もてなかった等々のしょぼくれたイメージから、不遇の日々を送っていたとばっかり思っていました。童話ともども伝記なども読んでみたいものです。
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by chirimendonnya | 2005-06-12 20:39 | テレビ番組
あらすじ:
警察の取調室。リビーは居並ぶ大人達に母親、妹、自分が有名デパートの中で過ごした数日間を語る。見つからないかと冷や冷やしつつ、そこはデパート。ちょっと気を回せば何でも手に入る。今までで一番安心な生活を送る3人。最初の緊張感が薄れつつあったある日、事件が起こった。


最初から最後まで居心地の悪い思いをして読みました。ただし、これはこの作品がつまらないというよりも私と相性が悪かったせいだと思います。ここは笑うところなんだ、とわかっていても全体的に話に乗れていなかったので、すべってる感じがしました。途中から読者の予想は見事に裏切る展開を見せるので、話しには行っていけていればすごく楽しい話だったと思います。

思うに現実感が余り無い設定なのに、登場人物の性格付けや感情のせいで妙に生々しくなっているのが原因だと思います。しっかり者の主人公がちょっと夢見がちで気取り屋の母親の欠点を指摘しつつ、「でもママは悪い母親じゃないのよ」と説明する部分が多くて、「子供はどんな親でも必ず庇う」という言葉が頭の中をぐるぐる回ってしまい、もう離れません。子供にちゃんと愛情を持っているし虐待しているわけではないので決して悪い母親ではないのですが、どうしてもいい印象を持てず、ハッピーエンドの最後も余り喜んでやることができませんでした。
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by chirimendonnya | 2005-06-12 20:15 | ファンタジー
あらすじ:
11歳のダンカンの家に”自称”有名作家のダドリーおじさんがやってきた。肩書きだけでなく、本人のキャラクター、所持品、行動の全てが怪しげ。常識人の両親はそんなおじさんにうんざりしているようだが、ダンカン少年は多少バカにしつつも結構好きだ。
待ちに待った夏休み、事情があって両親は出かけ家にはおじさんと二人きり。楽しい?日々が始まった。


ちょっとシニカルだけど年相応の元気な少年といかにも山師の怪しく楽しいおじさんとの一夏の物語。おじさんの微妙な魔術の腕のせいで起こる出来事が徹底的に馬鹿馬鹿しく、ついつい止まらなくなってしまいました。アップテンポではないところが、また穏やかな雰囲気を作っています。話の終わりでは、おじさんは変わらないけどダンカンはほんの少し成長します。その「ほんの少しの成長ぶり」とダンカンの発想が、話全体のかっとびぶりの割に現実的で爽やかな感じでした。

おじさんは実際に同居していたら非常に迷惑と思われますが、のんきな性格は割と好きです。第一、たいしたことはやっていないのでそんなに人に迷惑をかけるわけでもないし、唯一面倒をかけられるダンカンも結構楽しんでいるので、現実的な危機感はゼロです。人に迷惑かけまくりだったり、妙な現実感があると個人的に本来とは違う方向でどきどきし、純粋に楽しめないんです。その点、奇想天外で罪のないおじさんの魔法は気軽に楽しめました。結構薄いし、まったりしているので、息抜きに適した一作だと思います。
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by chirimendonnya | 2005-06-11 15:37 | ファンタジー