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by chirimendonnya
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作品紹介:
宇宙に浮かぶ博物館惑星「アフロディーテ」。ありとあらゆる美が集められ、一部の学芸員は自らの頭脳とデータベースを直結させて仕事を進めている。その中で繰り広げられる9編の物語を収録。

短編集という形を取ってはいますが、一応最終話につながる大きな筋はあって非常にすっきりとした形で終わります。最終話以外には名前しか出てこないのに妙な存在感がある主人公の妻が最後にあんな活躍をするとは思っても見ませんでした。いつ出てくるのかと気にはなっていたんですが・・・。

生身の人間の頭脳とコンピュータを脳外科手術でもって!つなぐ、なんて良くも悪くもすごい世界だと第1話で思いました。しかも、いやになったからと言って元の体には戻れないというところに恐怖を感じます。読んでいる限りでは大きな代償を払っている割に便利でもなさそうだし、技術の進歩が一概にいいとはいえません。それどころか、人間の感情やもともと持ち合わせてる能力に負けてばかりです。9編いずれも最後は人、ということを強く感じます。こんな凝った仕掛けのある話でそう感じるのはちょっと意外な気もしますが、芸術作品を扱ってるから当然ともいえるかもしれません。作品は感情の高まりを利用して作られているもの。その中にはどうしても数値やデータだけでは片づけられないものがあるはずです。

出てくる人たちも改造手術を受けている人がほとんどと思えないほど、人間的。やたら自信家の後輩に悩んだり、他部署との調整に困ったり、仕事が忙しすぎて家に帰れなかったり、普通の社会と変わりません。そんなに個性的な人は出てこないながらも会話のやりとりが楽しかったです。機械みたいでは味気ないですものね。
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by chirimendonnya | 2005-09-25 11:51 | 小説

ゴヤ

あらすじ:
18世紀スペインの天才画家ゴヤ。80歳になる彼は、フランス・ボルドーで娘ほども年の違う生涯最後の恋人、そして幼い娘ロサリートと静かな暮らしを送っている。かつて宮廷で栄華を誇った彼も今では口ばっかり達者で偏屈、でも愛すべき老人となった。そんな彼が過去の作品や栄光、恋を振り返る。

スペインで制作されていることもあって、娯楽性はほとんどない芸術的で幻想的な映画です。年老いた彼が時系列に従って自らの生涯を振り返るのではなく、細切れに色々なイメージが交錯します。取り入れられているエピソ-ドのどこまでが真実なのかは、ちょっとわかんないですけど、ゴヤの生涯や作品に興味を持っていたので見ていて結構面白く見ることができました。セットも本当に豪華。音楽もスペインらしくて雰囲気に浸れました。あと、光の使い方が本当に上手です。スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞(この名前を見ても国民的な画家というのがわかります)を5部門受賞したというのもわかる映画です。

ただ、結構グロい(言い方がまずいか・・・。)絵も描いていた人なので、そういう絵の絡む幻想シーンはかなりこわくて、うっと来ました。例えば「我が子を食らうサトルヌス」。ギリシャ神話から材を取ったこの作品は普通に見てても不気味なこの絵が、映画の中ではサトルヌスの口から血がたらーと流れます。その他、一連の「黒い絵」、「マドリッド、1808年5月3日」などはテーマからいっても深刻で見ていてしんどく感じる映像でした。

逆に「黒衣の女」や「裸のマハ」の制作シーンは、ゴヤの人生で一番輝いていたシーンらしく、美しくロマンチックです。ゴヤの意中の人でもあったアルバ公爵夫人カイエターナとの思い出がロマンチックに綴られていて、特に「黒衣の女」のシーンはこの映画で一番気に入った部分でした。カイエターナ役の女優さん、いかにもスペイン美人という感じの素敵な女性です。

全体的に深刻な作品の中で、笑いを誘われたのがゴヤが夜に絵を描くときの格好。何故かろうそくを縁にいっぱい並べたシルクハットをかぶって仕事をしています。なんか八ッ墓村を思い出してしまいました。絵を描いてるときに悪夢に襲われるシーンが出てきたときは、「そんな格好してるから・・・と、思わずつぶやいてしまいました。
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by chirimendonnya | 2005-09-24 20:46 | 映画

ルパン

今日は女性デーで映画料金1000円だったので映画を見に行きました。何となくきれいで楽しそうだったので、「ルパン」をセレクト。女性デーということで女性が多かったです。上映後にこの映画の話でものすごく盛り上がってるカップル(特に男性の方)が後ろを歩いてて、ちょっとうらやましかったです。

あらすじ:
 少年アルセーヌはボクシングトレーナーの父と母と共に親類に当たる貴族の家で暮らしている。しかし、父は実は泥棒だった。警察が屋敷に踏み込んだときから少年の運命は激変する。
 やがて大泥棒へと成長したアルセーヌは、伯父を中心としたグループと謎の女カリオストロ伯爵夫人(ジョゼフィーヌ)とが競う王家の財宝探しに関わることになる。数年ぶりに再会した従姉妹クラリスと愛を育む一方、ミステリアスなジョゼフィーヌともたちまちの内に恋に落ちる。ジョゼフィーヌは100年生きているなどといわれているが、真偽やいかに。そして、関係者同士が時に敵、時に味方となって探し求めている財宝は誰の手に?


カルティエが全面サポートしているだけ合って、ジュエリーはどれも溜息ものの美しさです。セットや衣装も美しく、いい目の保養になりました。ルパン生誕100周年記念作品ということで、なかなか力の入った作品です。

お話は数あるルパンシリーズの中から『カリオストロ伯爵夫人』を下敷きに色々なエピソードを追加したものとなっています。怪盗ルパンの一生を描いているというのが、目新しい感じです。財宝をめぐっての追っかけっこの中で、ルパンがこっそり教会に忍び込み、派手なアクションでお宝探しの鍵となる十字架を奪い取るところや、電車の中でのアクションはすごい迫力があります。もちろん追っ手が迫っているわけですが、思わず両手をぐっと握ったりして力が入るシーンです。

ただし、エピソードをあれこれ追加して一応オリジナルストーリーにしたせいか、全体としては間延びした印象がします。特に終盤はまだ終わらないのかとイライラしっぱなしでした。上映時間2時間10分くらいだから、最近としては決して長くないんだけど、終わりそうで終わらない感じが続いて疲れました。中だるみがあっても最後の30分くらいでぐっと盛り上げてすっきり終わる映画だったら良かったのに。救いのない終わり方もちょっと嫌いです。

登場人物では主役のルパンよりもカリオストロ伯爵夫人ことジョゼフィーヌがとても魅力的でした。見た目は年齢と疲れが感じられてそんなに素敵とはいえなくとも、何の躊躇もなく悪事に手を染める心の闇、本当に100年くらい生きてきたらしいことから感じさせる寂しさや複雑さを何とも魅力的に演じていました。話が進むにつれ、何だか彼女が主役みたいでした。薬で不老不死らしいですが、あのラストの後どう生きたかちょっと気になります。
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by chirimendonnya | 2005-09-23 20:24 | 映画

早い!安い!うまい!

喫茶店やレストランなどで求められる3条件。
 「早い!安い!うまい!」

でも、この3つがそろったお店というのは今までなかったです。むしろ、時間を節約するために手頃そうな店に入ったのにいつまでも待たされるわ、まずいわ、店員の態度は悪いわで一緒に行った人とのムードが悪くなってしまったことも2度3度・・・。特にもうけを出すために料理を出すのを遅くして飲み物をオーダーさせるようなお店は最低です。だから、最近は多少高くても食事はおいしいお店でしていました。

ところが今日入った喫茶店。入ったらすぐにたった今空いた席に案内され、料理を注文して10分もしないうちに出てきました。しかも、おいしい。この店の看板メニューはスパゲティ・ミートソースでそれを頼んだのですが、さすが看板メニュー!という味でした。デミグラスソースみたいな濃い色で味も結構こってり目なんだけど、しつこくない。パスタのゆで加減もちょうど良かったです。しかも630円。正直、安いこともあって味はそんなに期待してなかったんだけど、思わず謝りたくなるお味でした。入って出るまで30分とかからなかったし、気分良く次の目的地に向かうこうとができました。

それにしても、店のオーナーらしきおばちゃんの手際の良かったこと。入店したお客さん全員に笑顔で挨拶。空席をめざとく見つけるか、なければこれも笑顔で「すぐ空きますからねー。」空いたらすぐに席にご案内。こんな手際の良いお店は見たことなかったので、そこにも感心しました。
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by chirimendonnya | 2005-09-23 19:35 | 日記
初めてDVDの存在を知ったときはアメリカからの輸入盤でした。その時も一瞬迷いましたが、「吹き替えがないなんて・・・」と思い、やめました。その後日本語版の発売が決定。お値段も20%引きの6552円(4枚組)とお買い得だったので迷わず購入を決意。高校・大学とどんなにこの番組を楽しみにしていたことか。毎回笑ってほろりとしていました。

私が見始めたのは一番末っ子のミシェルが2歳か3歳くらいになってからでした。だから、このファーストシーズンを見ると色々な発見があります。足のくさいキミーは小さい頃からのDJの親友だったんだー、とちょっとびっくり。DJとキミーが友達なのは何だか不思議な気がしてたけど、意外と深い絆で結ばれていたんですね。ジェシーの元彼女だか彼女が何人か出てきますが、全員派手。後で奥さんになるベッキーとはかけ離れたタイプばかりでこれまたびっくり。いつから好みが変わったんだか。

慣れないジョーイとジェシーがミシェルのおむつを替える場面は大爆笑でした。いくら子育て経験がなくてもおむつ3枚重ねなら手間が省けてオッケーというのはいくら何でもすごすぎです。後でミシェルが知ったら怒りそうですね。

まだ1枚目しか見てないけど、どれも面白いです。第2弾が出たらまた買おうと思います。
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by chirimendonnya | 2005-09-19 19:19 | 映画

『五線譜のラブレター』

作曲家コール・ポーターの伝記映画です。ミュージカルを中心として活躍した人なので、ミュージカル仕立てになっていて、作中にも彼の曲がたくさん出てきます。先にサントラをレンタルしてきたのですが、あまりにも良くて即DVDをレンタルしてきてしまいました。ミュージカルやジャズが好きな人なら結構はまると思います。歌ってるのは主演のケビン・クラインはもちろん、エルビス・コステロやシェリル・クロウで豪華です。ライナーノーツが非常に丁寧で読んでいるとすごく映画の方が見たくなりました。

ミュージカル仕立てといっても、年取ったコール・ポーターと謎の男ゲイブがポーターの伝記映画?を見ながら進んでいきます。コールが画面を見ながら時々文句を言ったりするのが面白いです。「ミュージカルはいきなり歌い出すからいやだ」という非難をかわすせいか、歌が始まるときはそれなりの前ぶりがあって始まるというのが、珍しいと思いました。

サントラで普通の歌手が歌っている曲が思わぬところで出てきて、しかもどの歌手も(特にウエディングシンガーで出ていたロビー・ウィリアムズと船内の歌手役のエルビス・コステロ)とてもご機嫌に歌っているのが印象的でした。これだけでもわざわざ見た甲斐がありました。

映画の方はコール・ポーターがパリ滞在中に”社交界の花”といわれた美しい未亡人リンダと出会うところから始まります。最初は幸せな暮らしを送りますが、本来ゲイだったコールの男漁りがエスカレートしたり、仕事が忙しくなったりするにつれ、二人は次第にすれ違うようになりました。ゲイであることは承知で結婚したリンダですが、あまりの享楽的な生活に次第に苛立ちを募らせていきます。再び、二人の心を一つにする事件が起こりますが、時すでに遅し。残された時間は余りに少なくて。

心の葛藤や名曲の誕生の過程をじっくり描くよりもきれいさ、楽しさを優先させているので、そういうのを求めている人には物足りないかも。私は年老いたコールが時々けちをつけるのも含めて、この映画をとても楽しめました。二人の心が一度離れそうになり、その後不幸の事故をきっかけにもういちど寄り添うようになってからの部分が特に好きです。すごく二人の絆の強さや暖かさを感じました。難をいえば、最後もう少しすぱっと終わって欲しかったです。「そんなのありかい」という苦情が多少来ても、最後明るく終わるのがすごくこの映画らしいと思ったし、すごく気分が盛り上がってたので、やや残念。
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by chirimendonnya | 2005-09-19 18:52 | 映画
ジョニー・デップ主演の話題作です。原作はロアルド・ダールの同名作品です。30年ほど前に一度映画化され、DVDも出ています。すぐ下に感想を書いたので興味のあるかたはそちらも読んでみてください。

時間の都合で吹き替え版で鑑賞。最近の吹き替え版は「子供の吹き替えは本当の子供がやる」というのを忘れていました。この映画で吹き替えている子は極端に下手な子はいないんだけど、どうしても朗読みたいに聞こえるので苦手です。あと、韻を踏んだせりふが多かったようなので、字幕にすれば良かったと思いました。

劇場が小さいこともあってほとんど満員でした。本来のターゲットが子供ということもあり、吹き替え版に集まりやすかったんだと思います。子供はもちろん、結構幅広い年代の人が来ていて、原作の息の長い人気がうかがえました。

監督のセンスもあって映像はすごく凝っています。『息子に「パパ、変」といわれたよ』というジョニー・デップははまり役。本当に変な人だし残酷な面もあるので、時々引いてしまいました。でも、ウォンカ氏ってそういえばこういう人だったな、と、段々納得してきたのが不思議です。あと、異様に白い顔色といい、雰囲気といい、マイケル・ジャクソンを思い出しました。私だけかも。

夢の国みたいな工場へのときめきと時に行き過ぎたブラックユーモアによる居心地の悪さは本を読んだときそのまま。多少エピソードの追加はあったもののすごく本に忠実だと思いました。テンポが良くて気分よく見られました。最後、子供達がちゃんと工場から出るところがあったのも良かったです。ここは私は大事な場面だと思っています。それでないとあまりに救いのないブラックな話になってしまいます。チャーリーだけが幸せならいいってもんでもないと思うので。

チャーリーはいいとして、他の4人の子供が可愛くなさ過ぎなのが難点。ルックス的には食いしん坊のオーガスタス以外は可愛いけど、性格的にちょっとどうかと思います。オーガスタスと大金持ちの娘でわがままなペルーカはいいとして、ガム好きのバイオレットとテレビ大好きマイケル、あそこまで現代的にしなくても。いやさ倍増です。それこそ監督の狙いなのかもしれませんが。

旧作でお気に入りだった「ウンパルンパの歌」はずいぶん今風になりました。今回のも私は好きです。ミュージックビデオみたいでかっこいい。雰囲気の盛り上げに一役買っています。
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by chirimendonnya | 2005-09-18 20:43 | 映画
原作はロアルド・ダールの『チャーリーとチョコレート工場』。そう、現在ジョニーデップ主演で公開されている映画と同じです。たまたま時間がとれて昨日と今日で両方見られたのでレポートしたいと思います。原作が同じとはいえ、作られた時代も作った人も全然違うので、どちらもそれぞれ良いところがありました。

こちらの制作は1971年。したがって、チョコレート工場の中のセットが非常にチャチです。昔だということを考えると仕方がないんだと言い聞かせてもがっかりしてしまいました。何だかさびれた遊園地みたいで残念。

知らないで見たのですが、この映画は基本的にはミュージカル仕立てです。「ウンパルンパの歌」がすごく気に入りました。曲がリズミカルで親しみやすいです。この歌の時だけは、映像もそんなに古くさく感じませんでした。

この作品のいいところは毒があんまりないところです。ウォンカさんもそんなに極端に変な人ではないし、チャーリーはもちろん他の子供もそこそこかわいげがあるので、見ていて居心地が悪い思いをすることはありませんでした。特にガム好きなバイオレットとテレビ大好きマイケルは、結構憎めない感じがして可愛いと思いました。大金持ちのペルーカが感じ悪いのは仕方ないですけども。原作の持つ毒を程よく薄めてあって多少の間伸び感はあっても誰でも楽しめる作品になっていると思います。
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by chirimendonnya | 2005-09-18 20:09 | 映画
あらすじ:
裕福な歯科医が車を走らせる。すっかり落ちぶれた兄に会うために。幼い頃の思い出やその昔スコットランドからやってきた先祖に思いをはせつつ。血を分けた兄弟で仲が悪かったわけでもないのに、二人の運命の分かれ道はどこだったのか。

最初、貧しい人たちが住む町の場面から始まっていきなりスコットランドから来た赤毛の一族が移民してきたときの話になったので、ちょっとびっくりしました。苦楽を共にしてきただけに親族の絆は固く、お互いに助け合う姿には心打たれます。特に性格の違う二人の祖父が印象的。かたや親しみやすい性格、かたや少し頑固な性格。共通点はそんなにないのに素晴らしい友情を築いていてうらやましいと思いました。

スコットランドからの移民の子孫という設定なので、ゲール語という言葉がたくさん出てきます。実際に今でもこんなに使われているかどうかはわかりませんが、ルーツへのこだわりと愛着を感じました。この本で見る限りでは英語と全く違う言葉で、起源を知りたくなりました。英語よりも何だか古そうな感じがします。
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by chirimendonnya | 2005-09-17 19:17 | 小説

骨盤体操

『骨盤教室』という本を見ながら、やっています。漫画っぽい表紙の軽い本ですが、結構役に立ってます。
なにより、乗っている体操が割と簡単というのがいいです。私、体がすごく硬いので柔軟性が必要とされる体操ってできないんで。足を動かしたりする動作が中心なので、結構苦になりません。これなら続きそうです。

それで、肝心な効果ですが・・・。腰痛と肩こりが良くなりました。
肩を動かすような体操はないので、腰痛はともかく肩こりに効果があったのはちょっと不思議な気がします。体のゆがみがとれたってことなのかな。

最初の目的だった「夜、すっと眠れて、朝、さっと起きる」というのはまだまだなんだけど、何かいいことがありそうなの、でしばらく頑張ろうと思います。
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by chirimendonnya | 2005-09-11 14:33 | 日記