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by chirimendonnya
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<   2006年 11月 ( 7 )   > この月の画像一覧

あらすじ:
「何だって盗める」と豪語していた少年泥棒ジェン。しかし、今は囚われの身で服も体もぼろぼろだ。そんな彼がある使命を与えられ、国王の助言者など3人と旅することになる。


口が悪い主人公ジェンのキャラクターは魅力的ですが、淡々とした旅の描写ばかりで正直三分の2くらいまで退屈です。あんまり長くはないので「まあ、いいか」と読み続けていたら、終盤に来たら突然面白くなり、最後にはあっと驚く秘密が明かされます。あまりに展開が早すぎて思わずちょっと読み返してしまいました。

綺麗に終わってはいるものの思わず続きを手に取りたくなる面白さ。今続きを読んでいるのですが、そっちの方が面白いと思います。1冊の本としてではなく長い本のエピローグと思った方が正解です。

主人公の一人称で話が進み、少年漫画でも読んでいるような気楽な気分で読み進めることができるし、終盤は間違いなく面白いのでそんなに損はないように思いました。でも、本来小学校高学年~の本なので字が大きいのはまあいいとして前ページ上2割くらいが余白になっているのはどうでしょうか。買うと2100円と結構なお値段の上、今のところ5巻まで出ていていくら面白いといっても全部そろえるのは結構負担だと思います。装幀としては見栄えがしていいけど、それより一回り小さくして安くしてくれた方がよかったです。
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by chirimendonnya | 2006-11-26 14:03 | ファンタジー

八月のクリスマス

今の韓流ブームがやってくるはるか前の作品です。
当時の映画雑誌で絶賛されていたのが印象に残っていて、ずっとみたかったのですが、
ずっとレンタル中でなかなか見られませんでした。

あらすじ:
写真屋を営むジョンウォン。彼は店をたびたび訪れるタリムと段々に惹かれ合うようになる。少しずつ仲を深めていく二人だが、ある日彼は彼女の前から姿を消してしまう。


あらすじと今まで見たことがある韓国ドラマの印象からこれでもかという位泣かせる作品なのかと思ったら、全然違いました。普通だったら腕によりをかけて客を泣かせる場面をあえて省略し、その代わり日々の小さな心のひだを丁寧に描く感じです。特に二人が会えなく(ジョンウォンの方からいうとあえて会わなく)なってからの展開がよいと思います。タリムが会えないいらだちをぶつける場面、せりふはないけど彼女がその時持っていた色々な感情が見ている側にそのまま伝わってきます。最後の余韻がこれまた素晴らしい。本当に見て良かったです。
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by chirimendonnya | 2006-11-21 21:22 | 映画
あらすじ:
ウクライナの大統領セルゲイ・ブーニン。心臓移植を受けた彼はいまだ混乱する国内に、自分の心臓をきっかけに現れた女性に、困惑しっぱなし。青年時代、力のみなぎっていた十年前、そして現在と三つの時代を行き来しながらストーリーは進む。

600ページを超える非常に厚い本。ソフトカバーのせいか持ち歩きにもそんなに苦労しませんでした。

(1)現在のセルゲイ・ブーニン(2015年)貫禄の付いたややせっかちなおじさん
(2)10年ほど前の彼(2002年~)    社会的には重要な地位にある。ちょっと優柔不断。
(3)少年~青年時代の彼(1980年代) ほぼ女の子のことしか頭にないちゃらんぽらんな若者
で構成されていて、3つの物語が入れ替わり展開されます。それぞれが面白いこともあって全然飽きませんでした。

(3)段階の最初の彼は本当に情けなく、定職はないし、女の子を追っかけ回してばっかりいるし、どうしてこれが大統領になるのかと非常に謎です。色々な人との出会いを通して成長していき、最後には明るい未来を予感させます。ちゃらんぽらんではあるけど、結構優しいところがあり、好感が持てます。

(2)段階。20年の間に彼に一体何があったのでしょうか。いきなり政府の高官です。本人と妻の出会いから別れ、そして秘書との微妙な関係が話の軸。主人公とその秘書は「ラブ・アクチュアリー」のヒュー・グラントとマルティン・マカッチョンをイメージして読みました。何となく似てます。何も不倫していたわけではなく、妻とはちゃんと愛し合っていて本当に幸せそうです。それだけに最後が悲しい。誰も非難できない気がして、やるせなかったです。

(1)段階。押しも押されぬ立派な大統領です。政治をめぐる陰謀が関わっているので、話は一番複雑。混乱する国内情勢に苦慮しながらもちゃっかり恋愛したりしてますが、最後に思いもかけないひねりが・・。

三つの話はほとんど関係なく進みながらも話の所々ではつながり、そして最後には鮮やかにリンクします。かなり意外ではあったけど、いい方に期待を裏切られました。エピローグはやや不気味ながらも、基本的には幸せな終わり方で、かなり満足しました。
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by chirimendonnya | 2006-11-19 16:45 | 小説
あらすじ:
大学時代のアメフト仲間との同窓会帰り、広瀬哲朗はかつての女子マネージャー美月と再会する。ただならぬ様子の彼女を自宅に呼んで話を聞くと、その声は男性のものだった。「自分の心はずっと男だった」という美月。しかも、人を殺してきたという。困惑しながらも妻・理沙子と共に彼女を匿おうとする。
 警察から、そして小さなきっかけから事件に関わることになった元チームメイトの新聞記者・早田から逃げ切ることができるのか?


主な登場人物の一人、美月が性同一障害だということが、刊行当時にかなり話題になりました。
特に中盤までは非常に真面目に取り扱われています。
戸惑う主人公と共に性同一障害、および性別の問題についてかなり考えました。
どれが正解ということもないだろうけど、途中で出てくる半陰陽の女子高生とオナベバーのオーナーの考え方が個人的には好きです。男はこう、女はこうと決めつけすぎると苦しいし、無理があると思うので。

この小説の柱になっているのは性同一障害だけではなく、他にも夫婦問題、友人でもある新聞記者との駆け引き、警察との駆け引き、そして友情と非常に多彩です。それこそ、それぞれで本1冊になりそうなくらい面白い要素で成り立っています。それだけに序盤はいいんだけど、話が進むにつれて苦しくなってくる印象があります。伏線はしっかり回収していると思うんだけど、やや強引か?というものもありました。特に最終盤のウルトラCの連発はどうかと思いました。あれでは誰も本当の意味では救われないし、あんなに大事に扱ってきたテーマも結果的には冒涜しているような気さえしました。何だか残念です。それでも、エピローグを読むと長く続く友情っていいなあ、と感じました。

個人的に考えさせられたのが主人公・哲朗と妻・理沙子の夫婦関係。理沙子は話の最初から、哲朗も話が進むにつれてかなり我の強い性格だというのがわかります。お互いの仕事も仕事だし、夫婦って互いが譲り合わないとうまくいかないな、と思いました。どちらにも原因はあるけど、特に理沙子の方には人が触れられたくないところに土足で踏み込むような無神経さがあり、そこを直さないと、最初はいいんだけど何度も同じ失敗を繰り返しそうです。この作品に出てくる夫婦はみなどちらかの身勝手で関係が壊れているし、本当に難しいものです。
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by chirimendonnya | 2006-11-12 20:03 | 小説
日曜日にキエフオペラ『アイーダ』を見に行ってきました。
オペラを見るのは初めてだったので、ちょっとどきどきしていました。

古代エジプトの武将ラメダスと女奴隷(実はエチオピア王女)アイーダの悲恋を描いた
この作品は数あるオペラの中でももっとも有名なものの一つではないでしょうか。
特にクラシックに興味がなくても「凱旋行進曲」(サッカーでお馴染み)
なんかは知っている人が多いと思います。

前から八番目、ほぼ中央という席で見ることができたので、
歌手の顔も舞台両脇に設置された字幕もよく見えました。
音楽が素晴らしいので、字幕を見るのはなるべくやめました。
本当に一部の曲しか知らなかったけれど、
演奏されるすべての曲が名曲という感じでした。さすが有名作品。

いい場所過ぎて主役カップル(設定では若い武将と王女なので)を演じていた歌手が
結構おじさん・おばさんというのがわかってしまってちょっと変な気がしました。
オペラはまず歌がどうかということだから、
こういうことも良くあるということは知ってはいたけど
実際目にするとやっぱり変な感じです。

前日も東京に行ってたりして疲れていたので途中寝てしまい、2幕は全く覚えていません。
さすがクラシック。すごいリラックス効果です。
非常によく寝ていたらしく、一緒に行った母からは「帰れば?」と言われてしまいました。
しかし、1万5千円も出してきたのに途中で帰るのはもったいなさ過ぎます。
第一、あと二幕残っています。
「これからが大事なんだよ」
と言って、3幕からは真面目に見ました。

いやあ、帰らなくて良かった。
筋としては本当に単純なんだけど、曲と歌のすばらしさですっかり引き込まれ、
最後には不覚にも感動してしまいました。
通してみると「はい、これオペラの名曲」「へぇー」
と1曲だけ聴くのとは全く違った感動があります。
やっぱり通して聞くのが本来の姿なんだなー、と思いました。
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by chirimendonnya | 2006-11-11 14:29 | 日記
国立科学博物館で開催されている「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」へ行ってきました。
あらかじめローソンで日時指定チケットを買ってあったのですんなり入場できました。
10時半~の回だったので当日チケット購入の人は少なめ。
でも、帰る頃(ちょうどお昼くらい)には長蛇の列ができていました。
これから行く人は先にチケットを買っていくか午前早めの時間に行くのがいいと思います。
来年の2月18日まで開催されています。

今回の呼び物はなんといっても"Mummy:The inside story"。
ミイラのCTスキャンデータとCGで構成された3Dシアターです。
3Dメガネをかけると本当に臨場感ある映像が楽しめます。
見ていて楽しかったけど、ちょっと乗り物酔いみたいになってしまいました。
なので途中メガネなしで見たいたけど、それでも結構立体感ありました。
技術の進歩はすごいものです。

シアターは大体30分間。意外に短いながら見応え十分。
保存状態のもっとも良いミイラ”ネスペルエンネブウ”の解析データや
そこから推測される生前の生活や死亡推定年齢、推定死因などが語られます。
それによると、生前は結構えらい神官、身長は162センチ前後、顔は「ハムナプトラ」で
復活した古代神官役を演じた俳優をもう少し老けさせたような感じ、などなど。
3000年を経て自分がこんなに有名になり、文字通り丸裸にされるなんて
あの世の本人もきっとびっくりです。
柩は他のスペースで実物を見られます。

シアターが終わると、まずは古代エジプトの色々な遺品が展示されています。
ミイラにする遺体から取り出した内臓を入れる壺や様々な副葬品、石碑など。
石碑はものによってはかなり保存状態が良く、今も鮮やかな色が楽しめます。
純金やアメジストでできたアクセサリー類は現代人が見ても本当に綺麗。
純金の輝きがまぶしすぎます。そして、デザインが素敵です。
古代エジプト人のおしゃれぶりが偲ばれます。
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by chirimendonnya | 2006-11-04 21:16 | 日記

大道芸ワールドカップ

昨日からいよいよ大道芸ワールドカップが始まりました。
市内では大きな通りや主な公演のあちこちで
いろんな芸人さんが自慢の芸を披露しています。

他の所ではわからないけど、県内ではすっかり定着し、
ガイドブックは年々豪華になり、そしてよく売れているようです。
開始の数時間前から場所取りをしないと見られないような人気芸人さんも
数多く出てきました。
もう期間中は歩くのも大変なくらいすごい人です。
でも、歩いていれば何人かの芸人さんと必ず出会い、
面白いことをやっているので楽しいです。

最初の頃は「誰がそんな変なイベント考えたのか」
くらいのものだったし、簡単に見られましたが、今はそうも行きません。
始まって15年。すっかり様変わりしました。
初めて見たとき、大道芸というとチンドン屋とかピエロくらいのイメージしかなかったので、
予想以上のレベルの高さと仕掛けの大がかりさにびっくりしました。
今年はいくつ見られるか楽しみです。
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by chirimendonnya | 2006-11-03 20:44 | 日記